【報告】第11回「都民ファースト…?〈優先する〉とは、どういうことか?」

【報告】第11回 都民ファースト…?「優先する」とは、どういうことか?



1月28日(土)の午後。

ポカポカ陽気に、多くの人が行き交う上野公園。

そこからほど近い某「休憩スポット」にて、この年第一回目の波止場てつがくカフェ開催された。

テーマに「都民ファースト」の文字があるわけだから、当然と言うべきか。

発言は都政に関わるものも多かった。


  • 「ファースト」という言葉には、「ファースト」以外のものの排除が前提とされている
  • 都民ファーストという言葉は、東京一極集中を助長する言葉で、都市-地方の序列を隠蔽しているように感じる
  • 「都民」というのは、「移り住んできた人たち」の集合ではないか?「東京都」というものに同一性を感じることはでいないのではないか?
  • 「都民」というものには土着性がなく、利便性からそこにすんでいるだけの人を含んでいると思う
  • 「都民」は地方在住者よりも優遇されているはずなのに、都に対する帰属意識がないのはなぜか

以上のような話しの中から、次のような言葉がキーワードとして提案された。

・都/地方
・序列、排除
・対等、平等


キーワードの抽出を受けて、さらに問いの設定に向けてさらに対話が行われる。

「ファースト」の方向に、“ある”価値観に向かって動かされ、拒否できないことの息苦しさがあることなどについて話は深められていったが、第11回は、ひとまず下記のように問いを設定して了となった。


問い 何を基準に優先することは決められているのか?

⇒答 差別意識によって決められている


「差別意識」とはどのようなことを指すのか。抗うことが困難な「“ある”価値観」とはどのような関係があるのか。

更にもう一歩掘り下げることもできたように感じるが、時間切れ。

日が落ちた上野公園。

第11回の対話は終了した。


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■第11回波止場てつがくカフェ  都民ファースト…?「優先する」とは、どういうことか?

■日時:1月28日(土)14時~

■場所:上野駅公園口すぐの休憩スポット

■参加費:無料

※「本レポートは対話の場の主催者として掲載するものですが、報告者の個人的見解を前提としています。種々の制約によりラフな記録と記憶をたよりに作成されているため、現になされた対話の事実と食い違うところがあるかもしれません。何卒ご承知おき頂きたく、お願い申し上げます。

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