【報告】 第3回 波止場てつがくカフェ 「 “何” に落ちて、“何” が死ぬのか？～共感？反感？その前に。～『保育園落ちた日本死ね！！！ 』をめぐって～」
参考資料として、件の「保育園落ちた日本死ね！！！」のブログ文章を配付。参加者は皆ちゃんと読むのは初めてとのことでした。
- ブログが「死ね！！！」と言っている「日本」とは、本当のところ何なのか。
- 活躍社会」といわれているものの、それが現実には「男社会」と同じ意味ではないのか。
- 男」でなければ発言資格がないというのが現実ではないのか。
- この社会において「活躍すること」とは、「何かをすることによってお金をもらう」こととされている。「家事」や「子育て」は「活躍」とは看做されておらず、「発言資格」を満たすと考えられていない。女は「制約社員」にすらなれない。
- ブログの批判には、「産まされたくない」という視点があまり感じられない。「子供が増えること=日本を救うこと」ということが前提とされているのでは。
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| 「保育園落ちた日本死ね！！！」と題されたブログ投稿 |
キーワードとして挙げられたのは、「活躍」「子供を産む人」「日本」「お金」という言葉でしたが、問いが立ち上がる地点までは到達できませんでした･･･無念。
それからこのホワイトボード。細マーカーがベストですね。中太サイズ以上だと、インクがなかなか乗りきらず、文字がにじむような感じで見ずらくなっちゃいました。
反省として、もう少し最初に、テーマ設問の意図を話すべきであったかと思います。次回への改善点としたいと思います。
ご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました！
■【報告】 第3回 波止場てつがくカフェ 「 “何” に落ちて、“何” が死ぬのか？～共感？反感？その前に。～『保育園落ちた日本死ね！！！ 』をめぐって～」
■2016年4月20日（水）19時30分～
■場所：新宿某所
※「本レポートは対話の場の主催者として掲載するものですが、報告者の個人的見解を前提としています。種々の制約により、ラフな記録と記憶をたよりに作成されているため、現になされた対話の事実と食い違うところがあるかもしれません。何卒ご承知おき頂きたく、お願い申し上げます。